データセンターの隣に自前の発電所を建てているのは誰で、計画はどこまで進んでいるのでしょうか。エネルギープロジェクトを追跡する米国企業Cleanviewが、この問いに毎日答え始めました。10月21日に発表されたメーター裏(behind-the-meter)ガス発電所の新しいトラッカーは、データセンターへの電力供給を目的に建設される100件超の発電所を対象としています。同社は、稼働容量が6月の報告から約2倍になり、建設中の容量は約4倍になったとしています。
一覧の各行が示す内容
Cleanviewは各発電所について、キャンパス、開発事業者、そしてユニットごとに技術、メーカー、型式、台数、定格出力を示しています。各ユニットには、発表済み、許可取得済み、建設中、稼働中、中止のいずれかのステータスと、運転開始の見込み年が付されます。開発事業者や大気汚染関連の許可で公表されている場合は、確定出力、所在地、許可、一次情報源も加えられます。一覧に含まれる設備は、単純サイクルやコンバインドサイクルのガスタービンからレシプロエンジン、燃料電池まで幅広く、航空転用型タービンや、セミトレーラーに搭載された移動式ガス発電機も含まれます。データはデータプラットフォーム、CSVファイル、ソフトウェア向けインターフェースで提供され、一部は有料です。
この発表は製品のローンチでもあり、数値はCleanview独自の集計です。同社が自ら挙げる例の一つがウェストジョーダンのキャンパスで、8月の衛星画像には完成したガスエンジンのブロック4棟が写っています。
数値の背景にある6月の報告
Cleanviewが2026年半ばのものとする先の報告書では、自家発電を備えるデータセンターは59件、発表済みの容量は約90 GWで、米国で計画されているデータセンター容量全体の4分の1超に当たります。そのうち約92パーセントは2025年初め以降に発表されたものです。当時、稼働していたのは約2 GW、許可取得済みは約36パーセント、約60パーセントは発表のみまたは初期段階でした。報告書は、この傾向を系統接続の長い待ち時間と結び付け、開発事業者が効率よりもスピードを優先していると述べています。同社の集計では、許可取得済みの設備の約3分の1をCaterpillarが供給し、計画容量の83パーセントを5つの州が占めてテキサス州が大きく先行しており、許認可が工程の最大の制約になっています。2026年末までに2.8〜3.2 GWが稼働すると見込んでいます。
最新の投稿の見出しは、発表済みの自家発電所が100 GW超と謳っていますが、本文にはその内訳がありません。6月の報告では約90 GWでした。
発表されたことは稼働とは違う
定格容量は供給される電力量ではなく、一覧に載っている発電所が動いている発電所だとは限りません。約2 GWの基盤が2倍近くになっても、100 GWに比べれば小さな一部にすぎません。こうしたサイト向けにエンジンやタービンを供給または保守する立場の方にとっては、発表済みの合計よりも、許可取得済みと建設中の欄のほうが今後2年間について多くを語ります。
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