TeraWulf、ケンタッキー州のデータキャンパス電力契約を1 GWに倍増

Kentucky PowerとTeraWulfは、ケンタッキー州東部GraysonのEastParkにあるMuskie Data Campusの供給契約を改定し、目玉の数字が倍になりました。10月1日に署名し、10月5日に発表した送電・エネルギー供給契約の改定・再締結により、サイトの契約容量は500 MWから1 GWに引き上げられます。最初の500 MWは従来どおり2028年に立ち上げを始め、後半の500 MWは2030年から2029年へ1年前倒しされます。ただし、ケンタッキー州公益事業委員会(PSC)の承認とKentucky Powerの建設工程が前提です。TeraWulfはSECへの提出書類で、キャンパスが将来2 GWに達し得るかどうかの検討を続けていると付け加えていますが、そのためには電力会社側のさらなる計画と契約が必要です。

発電所の費用は誰が払うのか

ケンタッキー州の外にいる人が関心を持つのは、新しい負荷の費用の扱い方です。American Electric Power傘下のKentucky Powerは、Big Sandyに760 MWのコンバインドサイクルガス発電所を計画しており、TeraWulfはその建設にかかる資金調達費用の見積額を支払うことに合意しました。電力会社の言葉を借りれば、新たな需要に応える費用は、その需要を生む顧客が負担するということです。さらにTeraWulfは、契約の最初の10年間、Kentucky Powerの家庭用顧客向けに1億ドルの冬季料金クレジットを拠出します。2029年から、暖房シーズン中に標準的な世帯で月約25ドルになります。合意には担保要件など、電力会社の既存顧客を守る措置も含まれています。いずれも委員会次第で、Kentucky Powerは年内に改定契約を提出し、関連する承認を申請する予定です。

Kentucky Powerの社長兼最高執行責任者Cindy Wiseman氏は、この仕組みによって新たな需要の費用はそれを生む顧客が確実に支払うことになると述べました。TeraWulfの会長兼最高経営責任者Paul Prager氏は、Muskieへの顧客の関心は非常に高く、電力を確保できるかどうかがそうした商談の中心にあったと語っています。TeraWulfは2026年5月、AIと高性能コンピューティングの段階的な開発のためにこのサイトを取得しました。Kentucky Powerはサイトへの供給のために765 kV / 345 kVの変電所を建設しており、プロジェクトはデータセンター開発に関するBeshear知事の行政命令に従う必要があります。

近隣は慎重

同じ週の地元報道は、ケンタッキー州東部のデータセンターブームのもう一つの側面を伝えています。AshlandのThe Daily Independentによると、Russellの市議会は、Greenup Countyの計画委員会がゾーニング規則を起草する間、データセンター開発に6か月のモラトリアムを課しました。また、Submer GroupのRubixが、Cleveland-Cliffsから旧AK Steel Ashland Worksを取得して、Kentucky Powerを電力供給元とする2 GWのデータセンターを計画していますが、こちらの負荷調査はまだ行われていません。8月には公益事業委員会がHawesvilleのJustified Data Campusについて別の契約を承認し、その条件が既存顧客を守るものだと認定しました。Muskieの改定契約が受けるのも同じ審査です。

日付を読む

このようなキャンパスに合わせて機器を計画する人にとって、情報は日付にあります。今発表されたコンバインドサイクル発電所と2029年の後半500 MWは、クリティカルパス上にいるのがキャンパスではなく電力会社であることを意味し、その両方の前に、まだ提出されていない規制当局への申請があります。前の週にApplied Digitalがノースダコタ州で結んだ専用電源の契約と同じく、この種の契約はデータセンターの立ち上げを発電所の建設工程に結びつけます。同じ日に準備が整っていなければならないバックアップ電源、サイト工事、冷却設備にも、それがそのまま及びます。電力会社側の発電所は、データセンターが負荷の目に見える半分にすぎないことも思い出させます。残りの半分は、州内のどこか別の場所にある760 MWのガス火力発電です。

出典:Kentucky Power(AEP)、TeraWulf(SEC提出書類)、The Daily Independent

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