ラジエーターをエンジンから離して設置する理由
エンジン搭載型のラジエーターは、エンジン室の空気を吸い込み、壁から外へ吐き出さなければなりません。閉じた発電機室では大きな開口部、ダクト、消音装置が必要になり、エンジン室の温度も上がります。リモートラジエーターは屋外に設置して外気を取り込むので、エンジン室はエンジンのための空間として使えます。
また、電動ファンを使えば、冷却はエンジンの回転数や負荷に左右されなくなります。ファンは冷却水温度に応じて制御できるため、全能力が必要ないときにはファン動力と騒音レベルが下がります。
単回路かLT/HTか
小型の発電機セットでは、1つの回路ですべてを冷却することがよくあります。大型のディーゼルエンジンやガスエンジンでは、シリンダージャケットを冷却する高温回路と、給気冷却器(場合によってはオイルも)を冷却する低温回路を分けています。TECSのLT/HTラジエーターは、両回路を同じファンの下、一つのケーシングに収め、コイル、ヘッダー、接続部はそれぞれ独立させています。
2つのセクションは、各回路の熱負荷と現地の周囲条件に対して一体で設計します。エンジン出力に最も影響する低温回路に、必要な風量が確実に届くようにするためです。
横型・縦型・V型
ファンをコイルの上または下に配置する横型ラジエーターは、発電機棟の周囲に空き地がある場合の一般的な選択です。縦型ラジエーターは、壁際やルーバーの背後への設置に向いています。V型ラジエーターは小さな設置面積で大きな能力を持ち、データセンターの屋上のように多数のユニットを並べて設置する場所で選ばれています。
電源がまったくない状態でも運転しなければならない発電機セット向けには、TECSはエンジン駆動ファンを備えた機械駆動式ラジエーターも製作しています。